国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局
函館視力障害センター
〒042-0932北海道函館市湯川町1丁目35番20号

令和5年度卒業生への祝辞

厚生労働大臣祝辞

祝 辞

 国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局函館視力障害センターの卒業式に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
 本日、卒業を迎えられる皆様、誠におめでとうございます。そして、本日まで、様々な形で支えとなってこられた御家族及び関係者の皆様に対し、心より感謝するとともにお祝い申し上げます。
 皆様は、あん摩マッサージ指圧師・はり師・灸師を目指すという強い志を胸に入所され、感染症の影響により、学業や生活に大きな制限を受ける時期もありましたが、これまでの間、知識や技術の習得に向けて、たゆみのない努力と研鑽を重ねられた結果、本日、晴れてこの日を迎えられたことに深く敬意を表します。このことは、現在、学業に取り組む皆様の後輩にとりましても大きな道しるべとなり、励みにもなることであります。
 現在、厚生労働省におきましては、元日に発生した能登半島地震における被災者の方々が、一日も早く震災前の日常を取り戻すべく対応を迅速に行いつつ、障害分野におきましては、障害のある方々が希望する生活を実現する地域づくりを始め、一層質の高いサービスの提供に向けて様々な取組を進めております。
 これらの取組を通じて、障害のある方々が、その能力を十分に活かし、安心した生活を送ることができる社会を目指すためには、皆様方、専門的知識を有する人材が必要不可欠であります。
 今後、皆様におかれましては、我が国が誇る国立障害者リハビリテーションセンターで学ばれた知識、技術を活かし、先輩方と同様、社会で大いに御活躍されることを心より期待致しております。
 結びに、日頃から厚生労働行政に多大なる御支援と御協力をいただいている皆様に厚く御礼を申し上げるとともに、本日、卒業される皆様、そして御家族、関係者の皆様の御健勝と御多幸を祈念し、お祝いの言葉と致します。

令和6年2月28日
厚生労働大臣 武見敬三

北海道知事祝辞

祝 辞

 ご卒業おめでとうございます。
 そして、本日までお二人を支えてこられたご家族の皆様に、心からお祝いを申し上げますとともに、熱心に指導してこられた所長をはじめ職員の皆様に、深く敬意を表します。
 お二人は、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師を志して、日々、努力と研鑽を積み重ね、晴れて卒業の日を迎えられました。
 コロナ渦という前例のない困難の中で、様々なご苦労や戸惑いがあったことと思いますが、仲間とともに様々な課題に挑戦し、困難を乗り越えてきた経験を糧に、3年間の修業期間で身に付けた専門的な知識や技能を存分に活かし、新たなステージで大いにご活躍されることを、心から期待しています。
 新たな門出にあたり、お二人の今後ますますのご活躍とご多幸を心からお祈り申し上げ、お祝いのことばといたします。

北海道知事 鈴木 直道

函館市長祝辞

国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局
函館視力障害者センター 令和5年度卒業式 祝辞

 いまだ残る冬の寒さの中にも春が近づきつつあることを感じる今日この頃、函館視力障害センター令和5年度卒業式が挙行されますことを、心からお祝い申し上げます。
 長きにわたり、たゆまぬ研鑽努力を積み重ねられ、本日、ご卒業される皆様、誠におめでとうございます。
 また、勉学や訓練に励む皆様を、情熱を持って支え、時には叱咤激励され、本日、この栄えある日を共に迎えられた、愛甲所長様をはじめとする職員の皆様のご尽力に深く敬意を表する次第でございます。
 さらに、ご卒業される皆様を今日まで温かく見守り、激励されてこられましたご家族やご関係者の皆様のお喜びは、いかばかりかと拝察し、改めてお祝いを申し上げるものであります。
 ご卒業される皆様におかれましては、あん摩マッサージ師、はり師、きゅう師となる目標の実現と様々な不安を胸に、センターへ入所されたことと存じます。
 しかし、目標は、センター職員の皆様の熱心な指導により、一歩一歩確実に近づいて来ることを感じ、不安は同じ視覚に障がいをもつ仲間と、互いに励まし合い、助け合っていくなかで、徐々に消えていったのではないでしょうか。
 そして、皆様は立派に課程を修了され、ここに卒業という節目を迎えられました。これからは、伝統あるセンターで習得されました技術と知識、そして困難を乗り越えることができる強い心で、積極的に社会へ参加していただき、ご活躍されますよう心からご期待申し上げます。
 さて、障がい者を取り巻く環境が、法や制度の改正とともに変化していく中、本市におきましては、障害福祉サービスや相談支援等を提供するための体制を総合的、計画的に確保することを目指しまして、「第7期函館市障がい福祉計画」の策定を進めており、今後、新たな計画のもと、誰もがそれぞれ持つ多様な個性や能力を互いに認め合い、生かしながら、誰も置き去りにしない、優しさに満ちたまちの実現に向けて各種の取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、引き続き、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、愛甲所長様をはじめとする職員の方々の熱意あふれるご指導と、愛情に満ちたご家族やご関係者のご支援に、改めて深く敬意を表しますとともに、函館視力障害センターのますますのご発展と、本日ご卒業される皆様をはじめご臨席の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げまして、お祝いの言葉といたします。

令和6年2月28日
函館市長 大泉 潤

同窓会長祝辞

令和5年度・卒業式祝辞

 卒業生のみなさん、ご卒業まことにおめでとうございます。
 そして、ご家族の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
 さて、本日、晴れて卒業証書を手にされました皆さん、心の中には、これまでの出来事が走馬灯のようにこみ上げて、その重みをかみしめられていることと思います。
 センター生活のみならず、ここに至るまでの道のり…。そこには、人知れず流してきた涙も山ほどあったことでしょう。
 今日の日に至るまでの全ての経験は、あはき治療家として社会にこれから飛び出していく皆さんにとって、それは全てが大切な宝です。
 今、センターの学び舎をあとにして、大きく羽ばたいていこうとする皆さん。
 時には壁につきあたることもあるかと思います。そんなときは歯を食いしばって乗り越えてきたセンター生活のことを思い出して、ぜひ自分にしか歩めない輝く道を力強く切り開いていってください。私たちはいつでも応援しています。
 最後に、本日まで深い愛情を持って一人ひとりにご指導くださいました愛好所長をはじめ、諸先生方に、心よりの敬意と感謝を申しあげます。
 卒業生の皆さんの輝ける未来と皆さまのご多幸をご祈念いたしまして、お祝いの言葉とさせていただきます。
 本日は、まことにおめでとうございました。

令和6年2月28日
函館視力障害センター同窓会 会長 島信一朗

アクセスで各交通機関の利用など詳しい説明
国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局
函館視力障害センター
〒042-0932 北海道函館市湯川町1丁目35番20号
TEL 0138-59-2751