開発品・製作品紹介

　センター（以下｢国リハ｣）では、障害のある方々のニーズに応え、社会生活を支援するため、様々な支援機器等を開発しています。このコーナーでは、国リハで開発・製作された支援機器等を動画によって紹介します。
　国リハでの最新の研究や国リハならではの工夫をどうぞご覧になってください。

第４回「要支援高齢者を地域で支える－情報支援ロボットの地域運用体制づくり」（2023.12.15更新）

　情報支援ロボット（声掛けロボット）を活用した高齢化地域の支え合い体制づくりについてご紹介します。（研究所福祉機器開発部）

開発者からひと言

　過疎地域では、加齢・認知機能低下等で外出の減った高齢者の多くが、一日を一人で過ごしています。
　深刻な高齢化のもと、このような要支援高齢者に自宅で健やかに過ごして頂けるよう、住民ボランティアが集落の風景や出来事を伝え、専門職とともに自立を支える情報支援ロボットの地域運用を試しています。

　『家の中が明るくなった』という高齢者の笑顔は、住民の張り合いにもなっています。
　ICTを活かし、地域の絆を深める取り組みの参考にしていただければ幸いです。

関連情報

■研究所ページ「高齢者の記憶と認知機能低下に対する生活支援ロボットシステムの開発」
http://www.rehab.go.jp/ri/kaihatsu/papero_html/
■研究所ページ「認知症のある人の福祉機器展示館」のご案内
http://www.rehab.go.jp/ri/kaihatsu/dementia/modelj.html
 

第３回「国リハコレクションの作品」（2023.11.27更新）

2011年から開催している「国リハコレクション」。障害に配慮した衣服に関する研究成果をご紹介します。（研究所障害福祉研究部、病院看護部）

開発者からひと言

　「国リハコレクションの作品」である「障害に配慮した衣服・リュック」を紹介します。「国リハコレクション」は、障害があっても着たい服がどこでも手に入り、おしゃれできる環境がより促進されることを目指し、様々な情報発信の手段の一つとしてはじまりました。これまで、障害のある方の意見や要望をもとに、衣服、リュック、靴等を試作、リフォームしてきました。衣服について困っている方々の参考になれば幸いです。

関連情報

■研究所ページ「国リハコレクション」
http://www.rehab.go.jp/ri/eventj/fashion-new/

第２回 ｢障害者の身体表面に加わるせん断力を測定するセンサ｣（2023.10.20更新）

義足や車いすなどを使用したときに体の表面に生じるせん断力（＝表面に水平な方向に働く力）を測定するための小型センサについてご紹介します。（研究所障害工学研究部 生体工学研究室）

開発者からひと言

　当初、義足の中に邪魔にならずに挿入することを重視して、薄いシート型のセンサ（厚さ0.7mm）を開発しました。その後、薄いという性質から身体表面における様々な測定に利用可能かもしれないということで多方面から反響をいただいています。せん断力の測定は圧力測定などと比べて表面の滑りを考慮する必要があるなど固有の難しさがあります。今後、様々な応用測定を通して、センサの利用技術を高めて行きたいと考えております。

関連情報

■研究所ページ「シート型せん断力センサの開発」
http://www.rehab.go.jp/ri/departj/rehabeng/629/630/

第１回 ｢自分でつくる安心防災帳｣（2023.9.22更新）

　第1回は、障害者自らが災害時の備えを考えるためのチェックキット「自分でつくる安心防災帳～障害者の災害対策チェックキット～」をご紹介します。（研究所福祉機器開発部 福祉機器開発室）

開発者からひと言

　「自分でつくる安心防災帳」は，障害のある方々が自身に必要な災害時の備えを考えるためのチェックキットです．これまでにも，地域での自主防災活動から個別避難計画の作成に至るまで幅広い用途にご活用頂いております．発災時の対応に不安はあるけど何から手を付けていいのかわからない，といった方々の「はじめの一歩」を後押しできれば幸いです．

関連情報

■｢自分でつくる安心防災帳｣(PDF版)はこちらからダウンロードできます。
http://www.rehab.go.jp/ri/kaihatsu/suzurikawa/skit_02.html

展示コーナーのごあんない

　センター本館1階ロビーに各部門の事業内容や開発品等を紹介した展示コーナーを設置しています。
　どうぞご自由にご覧ください。

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