脳波測定電極用導電性ゲルの開発

(同じ国リハ研究所内 脳機能系障害研究部神経科学研究室との共同研究です。)

目的

 ALS患者などのコミュニケーション手段として有望視されているBMI(Brain Machine Interface システム)に用いるための脳波電極用ゲルを開発しています。従来の電極はネバネバした導電性ペーストを使用していたため、取り付け、取り外しに手間が掛かっていましたが、本研究ではより取り扱い易いゲルタイプのもの(材料)を開発することを目的としています。

これまでの成果

 取り扱い易い粘弾性であるとともに、良好な導電性、保水性、長期保存安定性を有したゲルを材料組成を工夫することにより開発しました。さらに共同研究者らによる臨床評価試験を含む実用化研究および協力企業探しなどを経て、協力企業から一般医療機器として商品化されました。

ゲルチップイメージ

関連資料


障害工学研究部ホームページ