平成30年度国リハ体育祭が開催されました

企画・情報部

  平成30年6月1日(金)、センター内の陸上競技場にて、国立リハビリテーションセンター体育祭が開催されました。梅雨に入る直前の時期にも関わらず、当日の天候は開会式の挨拶で総長が「きっと皆さんの日頃の行いが良いからでしょう。」とコメントするほどの快晴となり、絶好のスポーツ日和となりました。

  この体育祭は、並木祭(文化祭)に並ぶ当センターの一大イベントとして、利用者の皆様、学院生及び職員の健康増進を目的として、昭和54年より毎年開催されています。
 また、参加者のなかに、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、高次脳機能障害、発達障害など様々な障害のある方がいらっしゃいますので、それぞれの障害に応じて競技に参加できるよう、競技種目のひとつひとつに工夫を凝らしており、当センター体育祭の特色のひとつとなっています。

  体育祭では紅白に分かれて競技ごとに勝ち負けを競いますが、今回は参加者の体力面などを考慮して、昨年度と比べて競技数が14種目から12種目に整理され、全体の競技時間も少し短くなりました。
  しかし、競技数が少なくなった分、参加者の各競技に対するモチベーションが高くなり、それぞれ白熱した競技が繰り広げられました。
  例えば、「綱引き」は、利用者、学院生及び職員が一丸となって行える競技ですが、お互いに力一杯綱を引き、両陣営から大きな声援が飛んで非常に盛り上がりました。

  当初、紅白に分かれて3回勝負で対決する予定でしたが、2回戦が終わって2回とも紅組が勝ってしまいました。そのため「3回戦で白組が勝ったら1・2回戦の結果にかかわらず白組が勝利する。」という白組に有利すぎるのでは・・・という条件で3回戦に突入しました。結局3回戦も紅組が勝利しましたが、臨機応変な対応に会場は応援と笑い声に包まれました。

  また、「ディスタンス」はフライングディスクを出来るだけ遠くに投げ、その投てき距離で勝負するものです。投げる方の技量も必要ですが、投げた時の風向きによって、投てき距離が大きく伸びたり、逆に意外と伸びずにディスクが途中でポトリと落ちるように着地してしまったりする事もあり、その都度、応援する皆様の歓声や残念そうな声が出て、非常に盛り上がりました。

  総合優勝は昨年度に引き続いて白組が獲得し、お互いの健闘をたたえつつ、熱戦に幕を下ろしました。
  スポーツを通じて、利用者の皆様と学院生や職員とで様々な交流を図ることができ、有意義な1日を過ごすことができました。

画像:ディスタンス 【ディスタンス】
画像:優勝杯授与 【優勝杯授与】
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