平成28年度国立障害者リハビリテーションセンター学院
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程修了式が挙行されました。


去る3月24日(金)、平成28年度教育課程修了証書授与式が行われました。第6期生の10名が全員そろって修了を迎え嬉しく喜ばしい時間でした。多くの方々にご臨席いただき、厳かに執り行われました。式では、中島学院長からの式辞に続き、粟生田看護部長の祝辞、埼玉県看護協会の熊木会長による祝辞をいただきました。その他多数の祝電も届きました。
 中島学院長は「子曰、学而不思則罔、思而不学則殆」(学んで思わざれば則ちくらし、思うて学ばざれば則ちあやうし)という孔子が言われた言葉をわかりやすく説明して修了生へのお祝いの言葉と励ましとされました。看護師という職業に就いていながら、歩んできた道のりも年齢も違うもの同士が出会ったこと、学ぼうと取り組んだことはすばらしいという、このお話から、研修生達はこの学び直しの意義を改めて感じました。
 この研修に関わった節目を大切に、修了生がここで学んだ学びを自分の考えに落とし込み身につけること、自分で考えるだけでなく人からも学ぶという姿勢を持つことが大事だということを、教官一同再認識しました。教えたり教わったり、修了生も教官も半分は自分で考えることが必要です。修了生にはこの7ヶ月間の研修の成果を自部署である施設で実践することを期待したいと思います。
 研修生代表の答辞では奈良千明さんが代表となり、諸先生方、関係者の皆様に感謝の意を述べると共に、貴重な学びの機会に得た高度な知識と技術を認定看護師としての活動に活かすことを誓われました。
 修了生10名は、九州、四国、関東、東北へと戻ってしまいますが、今後は修了生のネットワークを密にして認定看護師の活動を充実させていきます。次の研修会で会えることを約束して学院を巣立ちました。
 5月には認定審査試験が行われます。各自がもとの職場に戻り、日々の看護実践の中で忙しくなりますが、試験に向けた学習時間を確保し、多くの方々に信頼される認定看護師になってほしいと思います。
写真:修了式の様子 写真:修了式の様子



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