関東地区「指定障害者支援施設職員交流研修会」開催について

自立支援局 総合相談支援部 総合相談課

平成27年2月10日(火)当センターに於いて、関東地区にある指定障害者支援施設の「職員交流研修会」(以下、「研修会」という。)が開催されました。

本研修会は、関東1都6県の12施設で構成する「関東ブロック身体障害者更生施設長協議会」が会員相互の情報交換等を目的に、昨年はじめて、神奈川県総合リハビリテーションセンターで開催されました。今年は、サービス管理責任者、生活支援員、理学療法士、作業療法士、就労支援員等サービスの管理や直接処遇に携わる方53名の参加を得て開催することができました。

本会会長の千葉リハビリテーションセンターの吉永センター長から開会の挨拶後、当センターが提供している福祉サービスの事業説明として頸髄損傷者の機能訓練、高次脳機能障害者の生活訓練、一般事業化した発達障害者の就労支援等の説明を行い、参加された皆様から積極的な質問もいただきました。午後の見学では障害特性に応じた設備や機器を活用した訓練の実施状況やその効果等について見ていただき、専門職間ならではのご発言が相次ぎました。
写真1:開会挨拶 写真2:自動車訓練見学
「開会挨拶」 「自動車訓練見学」

意見交換会は、事前アンケートの希望に基づき高次脳機能障害者の生活訓練(グループA)、頸髄損傷者の機能訓練(グループB)、発達障害者の就労移行支援等(グループC)の3グループに分かれて意見交換等を行いました。グループAでは、高次脳機能障害者の訓練内容について、メモリーノート活用への動機付けの方法、グループ訓練の内容等を、グループBでは、頸髄損傷者の損傷レベルと訓練内容、社会復帰の手順や就労・復学の流れ等を、グループCでは、発達障害者の就労移行支援について関係機関との連携、職場実習や職場開拓の行い方、終了後のフォローアップの実態等が話し合われました。

写真3:意見交換会「意見交換会」
また、各センターが独自に取り組んでいる事業や支援等の現状を話し合い、直面している課題等貴重な意見交換の場となりました。

開催後のアンケートの結果、参考になった点として(図1)、設備面、訓練内容、訓練プログラム、意見交換の順でした。また、次の研修会に希望する点(図2)としては、意見交換会や見学の時間を長くして欲しい、グループ分けの工夫、研修会の継続実施を望む順でした。
(図1)(図2)
図1:参考になった点 図2:次の職員交流研修会に希望する点
アンケートから当センターが保有しているハード・ソフト両面について参考にしたいとのご発言もいただきました。
次回の研修会には、自立支援局の専門職も多数参加し、積極的に勉強していただきたいと願っています。
参加いただいた皆様には本当にありがとうございました。
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