平成26年度 第3回課内教官研修会実施報告

自立支援局理療教育・就労支援部 理療教育課

 去る10月22日(水)、今年度第3回目の課内教官研修会を開催いたしました。
 理療教育課では、利用者支援に活かすため、課内教官研修会を実施していま すが、今年度は「高齢者の問題と重複障害の現状」を年間テーマとして研修会を計画・実施しています。
 今回は、当センター中村総長に講師をお願いし、「高齢者に多い運動器疾患」について、講演をいただきました。
 人類は、進化の過程で得た身体能力の引き替えとして、運動器の弱点が発生したこと、また、現代はどのような現状で、目指すべき理想的高齢社会はどんな身体能力を鍛えるべきか、また、細胞レベルではどのような研究が進んでおり、最新の研究結果で明らかになってきた物質と骨の循環・代謝についても、専門的な語句をまじえながらも、分かりやすく説明していただきました。
 さらに、私たち理療教育の現場においても簡単に行える、「片足での立位」や「スクワット」で、高齢者の運動能力の評価を行う方法や意義についても、その場で指導いただきながら、参加者全員が実際に行いました。
 現在、我が国が直面している高齢化社会においては、「自分で歩ける」ということが、1つの課題になるのではないかと思われる。
 今後、「何時までも自分で歩ける高齢社会の実現」に向け、我々教官としてできることを、行っていきたいと思う。


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