平成24年度学院卒業式

学院事務室

 去る3月5日(火)、当センター学院講堂において、平成24年度学院卒業式を挙行しました。式は厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課施設管理室 黒澤室長をはじめとして多数のご来賓や当センターの幹部職員のご参列をいただくなか、始まりました。

 まず、江藤総長より卒業生66名に対し卒業証書が授与されました。卒業生は自分の名前が呼ばれると緊張の面持ちで壇上に上がり、卒業証書を受け取っていました。卒業生の表情からは、2年間あるいは3年間の課程を無事に終えたことに対する誇らしさや喜びがうかがえました。

 卒業証書授与のあと、中島学院長の式辞がありました。式辞の中で学院長は、「見識」の重要性を述べられるとともに「今後、職場という人生の現場に立ち、多くの挫折を経験するだろうが、そこで意識してこれまで身につけた教養を基に、自分で考え自分で正しい判断をすることを心がければ、おのずと見識が積み上がり、結果として諸君を幸せにしてくれる。」とはなむけの言葉を述べられました。

 厚生労働大臣祝辞が黒澤室長より代読された後、江藤総長から、「皆さんは専門職として知識と技能を身につけた職業人として社会に羽ばたかれる訳ですが、障害を持つ人々の社会参加のためには、医療と福祉の支援の連続性が保たれたサービスが不可欠であり、その重要性を忘れないようにしてください。」と祝辞をいただきました。

 引き続き、来賓紹介及び祝電披露が行われた後、視覚障害学科1年の小田有輝さんが、「この学院で学んだことを礎に、新しい世界でご活躍下さい。私達も皆様の積み重ねてきた伝統を受け継ぎ、将来それぞれの分野で活躍できるように頑張ります。」と送る言葉を述べました。

 これを受けて、リハビリテーション体育学科2年の横山知里さんが卒業生を代表し、「今日から私たちは、それぞれが新しい第一歩を踏み出すこととなります。専門分野は違えど、熱い志を共にして学院で学んだ自信と誇りを胸に、精一杯頑張っていきます。」と別れの言葉を述べました。

 最後に言語聴覚学科1年 真理子晶美さんのピアノ伴奏により、全員で蛍の光を斉唱したあと、ピアノ伴奏による「別れの曲」が流れるなか卒業生が退場していき、厳粛な雰囲気が漂うなか卒業式の幕を閉じました。

 卒業式に引き続き、恒例の卒業生主催による謝恩会が学院6階の大研修室で行われ、リハビリテーション体育学科の学生による華麗な踊りや勇壮な太鼓のアトラクションが披露されるなどして、和気あいあいの楽しいひとときをすごすことができました。

 卒業生皆様方がそれぞれの進路において、今後、益々ご活躍されますよう祈念します。

写真1 卒業証書授与
写真1 卒業証書授与
写真2 中島学院長 式辞
写真2 中島学院長 式辞

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