自立訓練部利用者の野外訓練実施報告

自立訓練部
 去る6月21日(木)に「秋ヶ瀬公園」(さいたま市桜区)にて自立訓練利用者(視覚障害、肢体不自由、高次脳機能障害)の野外訓練を実施しました。
 総勢68名、利用者32名(視覚障害9名、肢体不自由9名、高次脳機能障害14名)職員36名が参加しました。
 自立訓練部では、視覚障害、肢体不自由を対象としている機能訓練と、高次脳機能障害を対象とする生活訓練の利用者が一緒になり、毎年野外訓練を実施しています。
 事前準備等に関わる集団訓練を通して経験を積むと同時に、通常の訓練とは違った環境の中で、利用者相互の協調性の助長を図るとともに、利用者及び職員の交流を深めリフレッシュすることを目的としています。4月より野外訓練の実施場所や内容検討を始め、5月下旬から利用者全員と職員が参加してグループワークを合計3回実施し、野外訓練当日に向けた準備を進めました。
 野外訓練前日には、障害別に分かれて利用者全員で、食材切りや袋詰め作業を行いました。切り方を話し合い、お互い協力しながら予定時間一杯かかりましたが、約70名分の食材準備をすることが出来ました。
 秋ヶ瀬公園では、8班に分かれグループ毎にバーベキューを行いました。食材の焼き方等はグループ毎に様々でしたが、自分で切った食材を参加者が協力しながら焼き、屋外で味わいバーベキューの醍醐味を堪能することが出来ました。
 バーベキュー終了後は、班別対抗○×クイズ大会を行いました。クイズ問題では職員同士が直接対決する等、普段では見られない様々な表情があり、終始笑いの絶えない楽しいひとときとなりました。
 梅雨時期に加え台風も接近し開催が危ぶまれましたが、小雨模様で時折晴れ間を垣間見ながらの実施となり、暑さや日差しが強すぎることなくしのぎやすい気候で過ごすことが出来ました。また、バーベキュー場付近の池でザリガニを発見する等、自然を満喫することとなりました。
 通常の訓練では顔を合わせる機会が少ない利用者や職員同士が、同じ班でバーベキューをすることで、相互の交流を深めることが出来ました。
 また、事前の準備から関わることで、普段の訓練では得られない貴重な経験や体験の機会となり、大変有意義であったと思います。
 
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