職員研修会開催の報告

管理部 総務課

 本年度の職員研修会が去る5月24日(木)に開催されました。今年度の職員研修会は、厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課地域移行・障害児支援室 虐待防止専門官 曽根直樹氏をお招きして「市町村・都道府県における障害者虐待の防止と対応」というテーマでご講演を頂きました。
 曽根専門官のご経歴は、
  埼玉県社会福祉事業団 嵐山郷 指導員
  社会福祉法人昴 子ども発達センターハローキッズ 指導員
   同法人 生活ホームピアハイム 世話人
   同法人 ファミリーサポートセンター昴 所長(在宅介護)
   同法人 生活支援センターひき 所長(障害者支援事業)
  東松山市社会福祉協議会 障害者生活支援センターいわはな 所長
   同市社会福祉協議会 ひがしまつやま市総合福祉エリア 施設長
   同市 地域福祉課 課長
を経て、厚生労働省に入省し、現在同省の虐待防止専門官と障害福祉専門官を兼ねており現在、障害福祉課においてご活躍されております。
 昨年6月に障害者虐待防止法が成立し、本年10月より施行されるのを控えまして、センター各職員にも障害者虐待防止法に関心を持ってもらうことが今回の研修会の目的でありました。同氏は自治体経験も豊富であり現場の責任者としても手腕を振るわれた方で、障害者福祉の現場の経験談も時折混ぜつつ、障害者虐待をいかに防ぐか、障害者関係機関との連携としての初動通報の重要性を特に力説されておりました。
 当日は大会議室での開催でしたが、会場は満席で盛況でありました。障害者福祉施設の位置づけである当センターにおいてもこの研修会は、虐待防止に関して関心をもつ良いきっかけとなったことは間違いありません。
 また、障害者虐待についてご自身の自治体、障害者福祉施設での勤務経験を交えながら、事業者としての責務や地域での障害者養護に当たって、自治体や関係機関との連携がいかに重要であるか、また障害者の権利擁護に当たって、障害者自立支援法や社会福祉法等障害者にまつわる関係法規の適切な行使を図り、使用者側が果たすべき義務についてのお話しがありました。
 当日の曽根専門官の講演を拝聴して、自治体関係機関と当センターを含めた使用者との連携の重要性を改めて認識するとともに、障害者を預かる事業者としてのセンターにとっては、貴重な講演であったことは間違いのないところです。
 曽根専門官には、ご多忙の中、貴重なご講演をいただき感謝申し上げるとともに、益々のご活躍を祈念いたしまして、職員研修会のご報告といたします。
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