平成23年度 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程修了式

学院教官 加藤かほり

 雨模様の3月23日、国立障害者リハビリテーションセンター学院大研修室において多数の来賓、講師、実習施設、幹部職員が出席され、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師教育課程修了式が執り行われました。

昨年10月に1期生として入学した研修生11名が一人も欠けることなく修了式を迎えることができました。

修了生は6ヶ月間の研修を無事に終え、今までの緊張から解き放たれ、喜びに満ちた表情で修了式に臨みました。開講の辞に続いて中島学院長から修了生11名に対しおごそかに修了証書が授与されました。

中島学院長から修了証書を授与される修了生
中島学院長からの修了証書の授与

学院長の祝辞では、「先日、大変嬉しいことがありました。修了試験の成績が大変よく半年間よく学習した成果が現れていた。5月の認定試験に向けて頑張ってほしい。」とお祝いの言葉をいただきました。

続いて、NPO法人日本リハビリテーション看護学会 理事長 落合芙美子様から、「事例発表会では、実習でよい学びができたことがわかりましたが、スピリチュアル ペインを感じ取れる認定看護師になってほしい。」と今後の活躍を期待する厳しさの中にも温かみのある祝辞をいただきました。

そして、修了生代表として越野明子さんが「それぞれが脳卒中リハビリテーション看護を実践する上で、生活を意識していくことの重要性を再認識することができました。また、リハビリテーションチームの一員としての調整力、認定看護師の役割である実践・指導・相談という能力を磨き続けるという使命も認識することができました。この6ヵ月間はこれからの私達を必ず支えてくれる財産です。その財産と、これまでと同様に多くの学びを与え続けてくれる、患者さんやその御家族、伴に働くスタッフ、そして常に後方支援をしてくれている家族を忘れることなく、4月からは新たなステージへの一歩を踏み出し、困難にも怯まず前進していきます。」と感謝の気持ちと決意を力強く述べました。

5月には、日本看護協会の認定試験がありますが、全員が合格し脳卒中リハビリテーション看護分野の世界で活躍することを期待します。

修了式後に修了生、講師、学院長らと記念撮影
修了式後の記念撮影


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