平成23年度「第28回業績発表会」開催報告
                管理部企画課

第28回業績発表会は、平成23年12月22日(木)に、センター本館大会議室を第1会場、中・小会議室を第2会場とする2つの会場で開催いたしました。

この業績発表会は、職員がその事業や学術研究のうえで、成し遂げた成果を発表・討議する機会を設けることによって、職員相互の研鑽と連帯の強化を図り、効果的・総合的なリハビリテーションの推進を図ることを目的に昭和59年度から毎年12月に開催されているものです。

 平成12年度からは、他の国立更生援護施設の職員にも参加を呼びかけ、今年度は、神戸視力障害センターからの参加も含め、演題総数は73題あり、口頭発表70題(肢体不自由15、視覚障害11、聴覚・言語障害4、全障害6、高次脳機能障害13、発達障害7、その他14)、ポスター発表3題と例年より20題程多い登録がありました。発表時間を確保するため、恒例の特別講演を組むことはできませんでした。

業績発表は、演題を障害毎にセッションに分け、そのセッション分野を専門とする職員が座長として進行に当たり、発表とそれに対する質疑応答を通して相互の理解を深めることとしています。

今回は、新たなセッション分野として「発達障害」が加わりました。13年度に「高次脳機能障害」セッションの追加(13年度から高次脳機能障害のモデル事業の開始)、22年度に「その他」のセッション枠のなかで「発達障害」として特に分類し、23年度からは新たなセッションとして追加(22年度に青年期発達障害者の地域生活移行への就労支援に関するモデル事業の開始)されました。障害別によるセッションが追加された遍歴を顧みることで、センター事業変遷の推移が垣間見えます。今後どのような分野が増えていくのか、期待されるところです。

また、恒例ですが、優秀な発表には総長より表彰状が授与されました。業績発表会資料(予稿集)での事前審査と当日の発表内容について、審査委員会による厳選な審査の結果、次の方々が表彰されました。(敬称略)


○優秀賞

自立支援局理療教育・就労支援部

 青栁 政治

 病院臨床研究開発部

 今橋久美子 

 研究所運動機能系障害研究部

 緒方 徹

 研究所障害工学研究部

 小野 栄一

 研究所感覚機能系障害研究部

 野代 祐貴

 病院リハビリテーション部

 餅田亜希子

 病院看護部

 山中 京子

○奨励賞

 研究所脳機能系障害研究部

 大良 宏樹

 研究所脳機能系障害研究部

 櫻田 武

○特別賞



 自立支援局神戸視力障害センター

 土志田 武 


 

 優秀賞等の受賞者(上記の10名)の皆さんからは、発表の概要を含め、今後の抱負等について、「第28回業績発表会職員表彰報告」として本誌(web版)でご紹介する予定です。ご期待下さい。

 なお、全演題・発表者及び予稿(一部未公開を除く)を、センターホームページに掲載しておりますのでそちらもご覧いただければ幸いです。

 最後に、毎年のことながら、非常に過密スケジュールで実施された今回の業績発表会でしたが、大過なく終了できたことに対し、発表された皆さま、前日の準備から当日の運営までご尽力を頂きました職員の皆さまに深く感謝申し上げます。

戻る(o)