〔巻頭言〕

就任挨拶

管理部長 吉田 正則


 平成29年7月11日付けで管理部長を拝命しました吉田正則と申します。今後ともよろしくお願いします。
 私は、昭和56年に国立別府重度障害者センター庶務課会計係として採用され、昭和58年の1年間でしたが国立身体障害者リハビリテーションセンター※で勤務していました。その後、厚生労働省に勤務場所が変わり、32年間霞ヶ関で勤務していました。
 32年間の話は後ほど触れるにして、別府センターとリハセンターで勤務していた頃は職員間でのスポーツが大変盛んに行われていました。
特に野球は東日本(函館、塩原、伊東、リハの各センター)と西日本(神戸、福岡、別府、リハの各センター)で野球大会を行い職員間の交流を深め、さらに4年に一度のオリンピックイヤーにはリハセンターに全ての施設が集まり、全国大会が開催されていました。
 また、リハセンターでは、厚生労働省の野球やバトミントンの大会に参加するなど、職員の皆さんと交流を深めようとの思いが、功を奏したのか、別府センターとリハセンターの3年間は大変楽しく有意義に過ごさせていただいた事を思い出します。管理部長就任後も皆さんとの交流は大事にしていきたいと思っていますし、管理部長室はいつもオープンです。もう定年間近で激しい動きにはついて行けないと思いますが、体を動かすことは大好きです。何か行事があれば是非声を掛けていただきたいと思います。
 その後32年間、厚生労働省では、障害者福祉はもちろん、生活保護や介護保険、福祉人材確保対策などの業務や、大臣官房人事課で副大臣秘書、会計課で予算関係業務を担当してきました。
 当初の頃は自分の時間が持てなく、本当にやっていけるのかと悩みましたが、周りの職員の方々との交流を深めるにつれ、時には一緒に悩み考えていただき、時には救いの手を差し伸べていただいたお陰で今日にたどり着いたと実感しています。
 平成28年は障害保健福祉部自立支援振興室長に就任し、多くの障害者団体を所管していました。車いす利用者や視覚障害のある方とはこれまでもお付き合いがあり、接し方など理解していましたが、聴覚障害のある方と接してきた経験がなく、手話通訳の方ばかり見ていて、よく注意されていました。聴覚障害のある方と接するには手話が必要と考え、自己紹介程度の手話を習得しました。
 29年7月から管理部長に就任しましたが、まず目を引いたのがセンター全体で中期目標を掲げ、組織目標を立て、評価を行う、PDCAサイクルの仕組みをしっかり回していることでした。
組織で目標を掲げると言うことは、全ての職員がセンターの今後の方向性を認識するとともに、利用する方々にとってもセンターを理解していただくうえで大変有意義なものと思います。
 私は管理部門を所管させていただきますが、職員の皆さんが働きやすい職場、利用者の方々が気持ちよく利用頂けるセンターとなるよう、業務に取り組んでいきますので、よろしくお願いしします。

※平成20年に「国立障害者リハビリテーションセンター」に改称