〔センター行事〕
③ふれあいコンサート(クリスマス会)
病院 3階病棟

 

 3階病棟では毎年クリスマス会を行っています。今年度は12月15日に障害者週間記念事業の一環として「ふれあいコンサート」として実施いたしました。
 患者さんは入院していると外出する機会が少なく、なかなか季節を感じることができません。患者さんに季節を感じて頂きたいことと、毎日少しでも良くなりたいとリハビリに励んでいる患者さんと、患者さんを支えるご家族の方々に、ひとときでもホッとして頂きたいということを目的としています。またクリスマス会の準備として、2週間前から患者さんと共に飾り作りなどを行い、患者さん主体によるクリスマス会になるように看護師は関わっています。
 クリスマス会の定番はなんと言っても、小野沢登志子先生によるコーラスです。小野沢先生は小学校の音楽の先生として30年間勤務し、平成2年から当センターにボランティアとして来て下さり、先生のコーラスは患者さんの楽しみや励みになっています。
 看護師は入院した全ての患者さんに、医療者・看護師への希望や困っていることを伺っています。患者さんのお一人に「カラオケで歌えるようになりたい」と希望した方がいました。その患者さんは、日頃のリハビリの成果でもありますが、「毎月来てくれている小野沢先生のおかげで自分はこんなに声が出るようになった。発声練習の時に大きな声を出したことで声を出すコツを掴んだ。」と常日頃から話していました。
 その患者さんからクリスマス会でカラオケをしたいという申し出があり、クリスマス会では多くの人の前で素敵な歌声をご披露下さいました。入院当初の「カラオケで歌えるようになりたい」という念願を叶える一歩になったのではないでしょうか。
 また、患者さんのご家族による手品や、STの学生によるハンドベルや三線はどちらもなかなか本格的で、クリスマス会を大いに盛り上げてくれました。今回のクリスマス会は患者さん、ご家族が参加して下さったこともあり、例年以上に温かい会になったように感じました。
 センター職員で楽器など芸事のできる方、3階病棟の七夕会やクリスマス会でご披露下さいませんか。



(写真)ふれあいコンサート   (写真)三線の演奏