本センター研究所では、障害のある方々のリハビリテーションに関する研究をより多面的、効果的に推進するとともに、創造性に富む若手研究者の研究能力の育成を目的として、次により流動研究員を募集いたします。
 御希望の方は、次の要領で御応募ください。
1 国立障害者リハビリテーションセンターの目的及び事業

 本センターは、障害のある方々に対するリハビリテーションを、一貫した体系の下総合的に実施するとともに、リハビリテーションに関する技術の向上に努め、その成果を全国の関係施設に及ぼすことによって、障害のある方々の福祉の増進に寄与することを目的として、次の事業を行っています。
(1)障害のある方々に対する総合的リハビリテーションの実施
(2)リハビリテーションに関する研究と開発
(3)リハビリテーション専門職員の養成・研修の実施
(4)リハビリテーションに関する情報・資料の収集と提供
(5)リハビリテーションに関する国際協力

2 流動研究員の募集目的
 本センターは、障害のある方々のリハビリテーションに関して、医学・工学・社会科学・行動科学の学術的観点から、専門的な研究を行っており、これら研究をより多面的、効果的に推進するとともに、創造性に富む若手研究員の育成のため、流動研究員として任用し、高度の知識と技術を習得させることにより、障害のある方々の福祉の向上に資することを目的としています。
3 流動研究員の受入部門及び募集研究テーマ
(1)脳機能系障害研究部

@ ニューロフィードバック・BMIなど脳信号処理の技術・手法を、障害支援や機能訓練で実用化するための研究開発
A 行動科学・神経科学的手法を組み合わせた認知神経リハビリテーションのための基礎的および臨床的研究
B 言語・数学・描画などの認知における階層構造処理の研究
C 言語と記憶・社会性・衝動性・情動の相互作用の研究
D イメージング手法を用いた発達障害モデルマウスの解析
E 発達障害者の知覚情報処理特性にもとづいた支援機器の開発
F 発達障害者の「生きにくさ」に関する実態調査

(2)運動機能系障害研究部

@ 身体の活動(運動)及び身体への物理的刺激(メカニカルストレス)の抗老化・抗炎症作用のメカニズムの解明とそれに基づいた新規治療法あるいは診断・治療機器の開発に関する研究
A 脊髄損傷や脳卒中後の運動機能回復に関する基礎的研究
B ヒトの運動制御/適応学習を理論基盤としたリハビリテーション方法の開発 C 褥瘡の再発防止を目的とした遠隔地シーティングクリニック技術の開発研究
D 障害者の活動量低下に起因する二次障害の治療及び予防に資する介入法の開発研究 E 運動機能障害による運動器ネットワーク破綻のメカニズムに関する基礎的研究

(3)感覚機能系障害研究部

@ 吃音のメカニズムに関する研究(脳計測、行動実験)
A 吃音に関する調査研究(疫学、実態調査)
B 吃音の評価法、治療・支援法に関する研究(評価法開発、介入研究など)
C 難聴の病態解明に関する研究
D 聴覚リハビリテーションに関する研究
E 網膜再生の分子メカニズムに関する研究
F 網膜色素変性症の診断と治療に関する研究
G 近視発症の分子メカニズムと近視進行抑制に関する研究
H 視覚リハビリテーションに関する研究

(4)福祉機器開発部

@ 3Dプリンタを活用した適合デザイン手法に関する研究
A 重度肢体不自由者に対する福祉機器開発に関する研究
B 日常生活における下肢装具への負荷計測に関する研究
C 意思伝達装置の適合評価および開発に関する研究
D 支援機器の利用効果のエビデンス構築に関する研究
E 認知症者・発達障害者の時間管理に関する研究
F ICT/IRT技術を用いた認知症者支援システムの評価に関する研究
G 認知症者の認知機能特性に応じた福祉機器の評価に関する研究
H 精神障害者のための自立支援機器開発に関する研究

(5)障害工学研究部

@ 障害者支援機器・評価機器のための生体インタフェース・センサ・電極の研究開発(詳細はお問合せ下さい。課題持ち込みも内容次第で可)
A 高次脳機能障害者の支援に関する研究
B 画像処理・認識技術を利用した障害者用入力インタフェースの研究
C 障害者の身体形状計測とモデル化ならびに支援機器の構造解析に関する研究
D 障害者を支援するロボット工学技術を応用した支援機器開発・普及等に関する研究
E 重度の肢体不自由者の排泄支援に関する研究
F 車いす利用者を想定した支援機器等の評価を目的とする研究
G 障害者のための住宅改修ユニットのモジュール化に関する研究
H 真に有効な支援機器開発に向けた人材育成及び開発支援体制の整備に関する研究
I 課題持ち込みタイプ研究(以下は例)
・テレイグジスタンス技術を利用した障害者支援に関する研究
・リハビリ支援を目的としたゲームアプリ及びネットワークを介した機器問の情報共有システム構築の研究
・東京パラリンピックに求められる障害工学関連技術の有効活用に関する研究
・支援機器の有効性等実証評価のための臨床評価指標の開発に関する研究

(6) 障害福祉研究部

@ 障害者福祉計画および障害者支援システム構築に関する研究
A 障害のある人(子ども)と家族の防災活動や支援(情報アクセシビリティを含む)に関する研究
B 障害統計に関する研究

(7)義肢装具技術研究部

@ 切断者のリハビリテーションに関する研究
A 運動障害者の動作解析と義肢装具の障害に対する効果を高める研究
B 電動義手の普及とリハビリテーション手段の開発に関する研究
C 切断をはじめとする運動機能障害者の生活実態とQOLに関する研究
D 三次元動作解析による義足歩行の定量評価に関する研究
E 義手・義足ソケットの適合に関する計測技術・評価指標の開発
F 障害者スポーツの用具開発
G 義肢装具の新しい製作技術の開発に関する研究
 ※ 義肢装具士の国家資格を有する必要はない。

4 採用予定人員
2名
5 応募資格
 リハビリテ−ション関連分野において充分な知識を有し、かつ、大学院修士課程若しくは大学院博士前期課程又は6年制の医・歯・薬・獣医学部修了以上の研究経歴をもち、原則として40歳未満の者(平成31年4月1日現在)であって、他に常勤的職業を有しない者とします。
 なお、海外に居住している方については、当センターでの採用試験を受験するか、又は当センターが指定するIT機器を利用した採用試験を受けられる者に限ります。
 資格要件及びIT機器使用に関する詳細については、下記12に記載のある研究所事務室までお問い合わせ下さい。
6 採用予定日及び任用期間
 採用予定日は令和元年10月1日とし、各研究部において原則として令和2年3月31日(3年まで延長可)まで、研究課題について成果が得られるまでの期間任用します。
7 処  遇
(1)身  分
 非常勤の国家公務員となります。

(2)給与及び社会保険(平成31年4月現在)

・一般職の職員の給与に関する法律第22条第2項に定めるところにより、非常勤職員手当として @ 大学院博士後期課程修了以上又はこれと同等と認められる者
             日額13,740円
A 上記@以外の者    日額11,850円
を支給します。
 お、勤務は毎週月曜日から金曜日までとし、休日及び祝日を除きます。
 また、1日の勤務時間は6時間とします。
・通勤手当   1月 55,000円上限
・健康保険・厚生年金保険・雇用保険の月額保険料は、次のとおりとなります。
※ 通勤手当が、10,000円/月の場合の例
@ 大学院博士後期課程修了以上又はこれと同等と認められる者
   健康保険料月額   14,775円(標準報酬300,000円)
   厚生年金保険料月額 27,450円(標準報酬300,000円)
   雇用保険料月額   支給額に対して0.003%(20日間の場合:854円)
A 上記@以外の者
   健康保険料月額   11,820円(標準報酬240,000円)
   厚生年金保険料月額 21,960円(標準報酬240,000円)
   雇用保険料月額   支給額に対して0.003%(20日間の場合:728円)
なお、この保険料は、上記の非常勤職員手当支給時に控除します。
上記以外に年2回、期末手当・勤勉手当を支給します。

8 宿  舎
宿舎はありません。
9 応募方法
次の書類を募集期間内に持参又は書留にて郵送(必着)してください。
なお、詳細については、本センター研究所事務室(内線2510)までお問い合わせください。
@ 志願書(本センター研究所の指定様式)【Wordファイル
A これまでの発表論文等研究業績(  〃  )
B 履歴書(市販のものを使用、写真貼付のこと。)
C 卒業証明書(最終学校)
 ※ 博士後期課程在学中の方は前期課程修了書及び後期課程修了見込証明書
D 代表的な発表論文等(3点以内)のコピー(それぞれ600〜800字程度の日 本語要約版を添付すること。)
E 原則、現在のスーパーバイザーによる推薦状とするが、それが難しい場合にはそれに相当する人による推薦状
 ※ これまでの研究業績、今後の研究テーマ等に関して希望される部門からお問い合わせをさせていただく場合があります。
10 応募書類の提出期限
令和元年7月29日(月)午後5時まで(必着)
11 採用試験及び採用通知
書類選考実施後、採用試験(筆記及び面接)を行います。
(1)採用試験  令和元年8月下旬を予定。(別途連絡する。)
   ※ 海外に居住している方についても、日本時間の同日時に行います。
(2)採用決定  採用試験後1週間以内に通知します。
採用されたときには、上記3に掲げるいずれかの部門(以下「研究部」という。)に属し、当該研究部長の指導の下で研究に従事することとなります。
   ※ 採用試験に関する詳細については、下記までお問い合わせ下さい。
12 応募書類の提出先及び問い合わせ先
国立障害者リハビリテーションセンター研究所事務室
(住所) 〒359−8555 埼玉県所沢市並木4−1
(電話) 04−2995−3100(内線)2510
(FAX) 04−2996−3434