【ページ】3 【タイトル】歩行訓練士のコラム 歩行訓練は、白杖を活用して安全に移動できることを目標としています。 白杖の操作だけでなく、ガイドヘルプの受け方や、白杖を使用しない屋内での安全な移動方法についても訓練を行っています。 この訓練は、単に移動の不安を解消することを目標とせず、外出のその先にある、利用者の方の生活の質の向上を見据えています。 通勤や通学といった社会活動はもとより、通院や買い物、交友、趣味活動など、日常生活に更なる彩を添えることができるよう、利用者の方と目標について相談した上で行っています。 訓練では、その方の見え方等お身体の状況を踏まえ、その方に合った白杖操作や移動方法を提案しています。 例えば、建物の影や看板、信号等が確認できる場合は、そのような手がかりをもとに、自身の現在地や方向を認識できるようご案内しており、目の症状や天候等により、メで前述のような手がかりを確認することが難しい場合は、車や歩行者の足音、飲食店の匂い等、視機能以外の五感で手がかりを認識できるようご案内しています。 訓練の中で、白杖の操作をスムーズに行えるようになったり、不安で行けないと思っていた目的地まで行けるようになった時の喜びは格別だと思います。 訓練を提供させていただくものとしても、その瞬間に立ち会えることに最大の喜びを感じます。 訓練にご興味のある方は是非ご相談ください。日常生活に更なる彩を添えられる喜びを、共に分かち合いたいです。 【タイトル】3年ぶりの所外レクリエーション 令和5年10月31日に、自立訓練(機能訓練)を利用中の方々を対象とし、所外レクリエーションを実施しました。 所外レクリエーションは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止していたため、約3年ぶりの開催となりました。 今回は、神戸の元町にある、「北野工房のまちファーストピクチャーズ」にお伺いし、キャンドル作り体験をしました。 参加された方々は、初めての体験とのことで、皆さんの思いが詰まった作品を作り上げていました。 例えば、海、虹、クリスマスといった、ご自身で決められたテーマに沿って、シキサイ豊かな砂、ビー玉等を容器に入れ、最後にジェル状の蝋を流し込んで完成です。 キャンドルが固まるまでは、館内を散策したり、休憩したりと、自由時間を満喫されました。 通常の訓練とは一味違った体験となり、とても楽しかったという感想が聞かれました。 最後に、完成した作品を記念撮影して、終了です。 次回のレクリエーションは、どこへ出掛けましょうか。楽しみです。