自立訓練(機能訓練)男性  2020年6月の初め人生が大きく変わりました。ある日目の状態がおかしいと思い近くの眼科へ行ったところ、大きな病院で診てもらった方がいいと言われました。 病院で診てもらったら、視力が大きく改善することはないと言われました。長らく続けていた仕事を辞めざるを得なくなりました。 それからしばらく通院していると、病院の先生から身体障害者手帳と神戸視力障害センターのことを聞きました。相談支援事業所を紹介してもらい、神戸視力障害センターに行くことを決めました。  2021年9月6日、神戸視力障害センターの利用が始まりました。最初は何も分からず、これからどうなるのか見当もつきませんでしたし、一から始めることばかりなので、何もできず自分が情けなくなりました。 今更ながら目が見えにくいのが、生活にこれほど影響するとは思わなかったです。  それでも何日か続けるうちに、訓練も楽しくなってきて、興味が湧いてきました。パソコンはほとんど触ったことがなかったのですが、音声で操作を案内してくれるので、分かりやすく、徐々に操作も慣れていきました。 その他の訓練も慣れるのに時間がかかってしまい、落ち込んでばかりでしたが、職員の方々から丁寧に教えていただき徐々に自信がついてきました。 訓練はマンツーマン方式なので、納得して次の課題に進めるところもいいと思いました。 寮生活は多くの方が利用されており、正直驚きましたが、皆さんの頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思いました。  最後に、センターを利用するまでたくさん悩み落ち込むこともありましたが、今では自分の将来について少し前向きに考えられるようになりました。これからも一生懸命訓練に取り組んでいきたいと思います。 自立訓練(機能訓練)女性 当初は、重度の視覚障害しか施設の利用が出来ないと諦めてしまい、利用に向けたスタートが2年も遅れてしまいました。 施設について詳しく知るためには、電話で直接聞けば良かったと思います。 若い頃から造形が好きで、いつか学べたらと憧れていた「陶芸」が このセンターでできることを知り、交通事故で見えなくなった私に初めて希望が持てました。 先生方は、丁寧で優しく、頸椎が痛むため同じ姿勢が出来ない私に、色々な工夫をしながら 楽しく自由に作品を作成させていただいています。 月に2日の自立訓練ですが、久しぶりの社会参加で心身ともに晴れやかな気分になって来ています。 また、パソコンの授業では朗らかな先生が寄り添って教えて下さる言葉かけに励まされ涙が出そうになったこともありました。 サピエ図書館の利用方法がわかりませんでしたが、iPadの設定から教えて頂き読みたかった月刊誌も聞けるようになり、愉しみが増えました。 体育では、健常ではする機会が無かったであろう、アーチェリー、やり投げ、ジャベリックスローなどを子供の様にトキメキながら体験し、競技参加が目標になっています。 ここの自立訓練の経験を生かし社会復帰出来るように、職業訓練校でも頑張りたいと思います。