☆国立障害者リハビリテーションセンター自立支援局福岡視力障害センター理療メールマガジン(通称、理療メルマガ)☆
☆Vol.59=2022/11/30☆
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→目次
★1.各研修会等の終了報告
■(1)第42回卒後研修会の終了報告
■(2)令和4年度卒後特別研修会の終了報告
★2.令和5年度臨床研修コースの利用者募集について(募集要項)
★3.その他
■第31回あはき国家試験の日程
★4.編集後記
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★1.各研修会等の終了報告
■(1)第42回卒後研修会の終了報告
 今年度、卒後研修会を担当いたしました教務課の金本です。今回の卒後研修会は、初めての対面とオンラインのハイブリッド開催を予定していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の急拡大により、大変残念ですがオンライン開催のみとなりました。講師の長谷川先生にセンターに来ていただくことはできませんでしたが、センターでのオンライン受講者8名、ご自宅等でオンライン受講者12名の方に研修会を受講していただくことができました。コロナ禍の影響もあり、3年ぶりの卒後研修会の開催に向けて、同窓会とともに準備を進めてきた結果、午前中の講義のみの開催となってしまいましたが、多くの卒業生に受講していただくことができました。
 次回は、「明日からの臨床に役立つ研修会」の実現に向けて、講義と実技研修を計画しています。卒業生の皆さんにおかれましては、今後さらなる臨床能力の向上をめざして、是非、卒後研修会へ参加していただきたく存じます。多くの卒業生にお会いできることを楽しみにしています。(金本)

■(2)令和4年度卒後特別研修会の終了報告
10月15日(土)、16日(日)、当センターを会場に、令和4年度卒後特別研修会を開催いたしました。今年度の全体テーマは「おうちでできる体質・症状別のセルフケア〜日常臨床に活かせるセルフケア指導の実際〜」と題して、2名の講師に講演をしていただきました。
以下各講演の演題名、講師名及び内容(概要)についてご報告いたします。

[15日(土)]
題名:「鍼灸と運動・食事・癒し」
講師:廣渡 春奈(ひろわたり はるな)氏  
NatureFlow鍼灸院
内容:廣渡先生の講演では、東洋医学の考えを基本とし、各個人にあったアロマの選び方・料理法など癒しや食事に関する内容を中心にお話頂きました。また、実技においては体育館に場所を移し、ヨガ・ピラティスの動きに加え、経絡を意識した運動についてご指導頂きました。あはき治療だけでなく、様々な形で患者様にセルフケアを提案するための知識を得ることができる大変よい機会となりました。

[16日(日)]
題名:「お灸教室事例からわかる満足度の高い 〜おうちセルフケアのすすめ方〜」
講師:伊賀 壮枝(いが なりえ)氏
鍼灸しずいろ 院長
内容:伊賀先生の講演ではお灸教室などのお話を中心に伊賀先生のこれまでの取り組みやお考えについてお話があり、その後はこれまでのご経験を踏まえた症例別のノウハウについてご教授頂きました。実技においては煙の少ないお灸や貼り付けタイプの火を使わないお灸など様々なお灸を使用し、症例別の施灸法などをご指導頂きました。今後灸治療を取り入れたい、またはお灸教室などを検討されている方には特に有意義なお時間だったと思います。

 期間中、12名(1日目11名、2日目12名)の参加者がありました。今回の研修では講義中や質問時間などに多くの質問が飛び交う大変活気のある様子が印象的でした。
 尚、今年度も新型コロナウイルス感染防止対策として、参加者におかれましては、マスク着用、体温測定、こまめな手指洗浄および消毒等にご協力頂きましたこと、この機会をお借りして深くお礼申し上げます。
 今回の研修会が参加者の皆様がセルフケアを患者様にご提案する一助となり、今後に活かせる有意義なものとなっていましたら幸いです。
 今後も卒後特別研修会では卒業生・修了生の皆様が各地域で理療師としてご活躍頂けるような研修会が開催できるように最善を尽くして取り組んで参ります。今後ともご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。 (絹見)

★2.令和5年度臨床研修コースの利用者募集について(募集要項)
■令和5年度臨床研修コースの利用者募集について
1.事業内容
 臨床研修コースは、当センター就労移行支援(養成施設)を卒業又は修了し、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の全ての資格を有し、あはき施術の実践的臨床能力を真に向上させたいと希望する方への支援として、当センターが障害者総合支援法に基づく就労移行支援(養成施設)とは別に実施する独自事業です。

2.支援概要など
(1)支援概要
 @理療臨床実習・講義及び実技科目・特別科目の3分野とホームルームを実施します。
 A指導時間数は、理療臨床実習を中心に、講義・実技など週20時間以内です。
(2)評価と修了認定
  すべての指導科目について、9月中に評価を行い、全科目とも、評価平均60点以上、実授業時間数の3分の2以上出席された方には修了証書が授与されます。

3.募集人員
 5名(学級編成は1クラスです)

4.修業期間
 令和5年4月〜9月までの半年間、後日詳細な期間をお知らせします。

5.利用の申込をすることができる方
 当センター就労移行支援(養成施設)を卒業又は修了した方のうち、あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の全ての資格を有し、過去に臨床研修コースの利用がない方。

6.利用希望の申出
 利用の申込を希望される方は、支援課臨床研修コース学級担当(山田主任専門職)へお申出ください。申出期間は、令和4年12月1日(木)〜12月9日(金)です。
 担当より渡された施設利用申込書(臨床研修コース様式)等に必要事項を記載し提出してください。
※あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師の免許証の写しは、後日提出していただきます。

7.利用申込書類提出の締切日
 令和5年1月6日(金)

8.選考及び利用契約
(1)選考に当たって、面接審査・必要に応じて医学的審査を実施します。面接審査は、令和5年1月27日(金)午後の予定です。
(2)審査結果は、2月21日(火)に利用申込者に口頭で通知します。
(3)文書による決定通知は、3月24日(金)のあん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験合格発表後に行います。
(4)利用の決定後、サービス内容についての「重要事項説明」に同意された方は、利用開始日に当センターと利用契約を結ぶことになります。

9.研修中の費用
 就労移行支援の利用料に準じます。利用料は、利用者個々人の負担能力に応じ、所得区分による月額負担上限額を適用します。実費負担(食費・光熱水費)については、当センターで算出した金額を別途徴収します。詳細はお問い合わせください。なお、利用開始時に、「あん摩・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師賠償責任保険」に加入していただきます。費用の目安は、約20,000円です。

★3.その他
■第31回あはき国家試験の日程
@あん摩マッサージ指圧師試験
 令和5年2月25日(土曜日)
Aはり師・きゅう師試験
 令和5年2月26日(日曜日)
※合格発表日:令和5年3月24日(金曜日)14時

★4.編集後記
 朝晩と昼間の寒暖差が激しい日が続いていますが、昼間は日向の下だとポカポカと温かくもうすぐ冬だということを忘れてしまいそうになる今日この頃でございます。読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 さて今回のメルマガは、研修会等の終了報告の他、臨床研修コース募集について、国家試験の日程等をお届けしています。今年度の研修会は新型コロナウイルス感染症対策として、半日限定の研修会開催となりましたが、ご参加された皆様、大変熱心に講師の方の声に耳を傾け、さらに身体も動かし充実した研修会となったことと思います。この研修会での内容を今後の臨床のほか、ご自身の健康にも活かしていただき、ご活躍なさること心より応援しております。
 まだまだ新型コロナウイルス感染も引き続き心配されますが、感染予防にも十分留意していただき、皆様くれぐれも体調にお気をつけください。年内も残り1ヶ月ほどとなりますが、皆様のご健康お祈りしております。それでは令和5年も理療メルマガをよろしくお願いします。→(水元)




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