意識調査等から見た聴覚障害入所者に対する支援ニーズ

更生訓練所 指導部 指導課 菊入昭・森本行雄・菅原美杉・会田孝行

(提出理由)

 当センター更生訓練所に入所し訓練を受けている聴覚障害入所者は、ほぼ全員が国立職業リハビリテーションセンターに入所し、概ね一年間の職業訓練の後、就職している。
 しかし、就労状況は必ずしも順調とはいえず、聴覚障害修了者の離職率が他の障害に比べやや高い事が報告されている。その背景には、職場への適応上の問題点が見え隠れする。
 そこで、当センター入所時に全入所者を対象にニーズ調査の一環として行っている社会調査の内、聴覚障害入所者分の過去5年間のデーターと離職経験のある聴覚障害入所者の離職理由等から現状を報告し、入所中に提供出来る支援プログラムの方向性を模索する検討材料として問題提起するものである。




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