リハ体メソッド(車椅子操作)

当学科で習得する教授法、通称「リハ体メソッド」。今回は2年生が1年生に車椅子の基本操作を指導しました。

2年生はこの日までに基本的な車椅子操作方法を抽出し、初心者に対して必要な指導ポイントをまとめました。当日は20m走と3分間走を実施。1年生の車椅子操作を観察しながら改善点を指導し、その後、改めて測定をしました。

1年生の記録は全て向上。2年生は自身の指導方法論が間違っていなかったことに安堵の表情でした。1年生は2年生からの指導・アドバイスだけで結果が変化したことに驚き、自分達もこんなことができるようになるのか?と思ったようです。

「基本となる動きをしっかりと捉えたうえで、まず改善すべきポイントは何かを的確に見抜き、分かりやすく指導する」

学生が学ばなければならない事はまだまだたくさんありそうです。

ボッチャ体験

 自チームのボール(青色・赤色)をジャックボール(白色)に近づけるボッチャですが、今回は「投げる」「転がす」「蹴る」といった様々な投球に挑戦しました。さらに、投げることも蹴ることも難しい選手が使用するランプ(勾配具)を用いて、アシスタント(選手の指示を受けてランプの設置や調整を行う)の役割も体験しました。

 1回戦ごとにルールをアレンジしながら、ビンゴ式やダーツ式、球入れ形式など4パターンのゲームを楽しみました。  お手製の雨樋ランプは見た目と異なり、かなり使えます!

スラローム体験

 スラロームとは、全長30mの直走路に置かれた赤白の旗門の間を通過し、そのタイムを競う競技です。白の旗門は前進で、赤の旗門は後進で通り抜けなければなりません。

 大学時代に体験したことはあるようですが、車椅子操作は未熟で初心者マーク。安全運転を心がけながら、何とか完走できました。現在のルールでは通過する旗門の幅は130cmですが、平成19年度まで実施されていた71cm幅にも挑戦。こちらは思うように通過できず、車椅子乗車でのボディーイメージの把握や操作獲得の重要性を体感できた様子です。

キャスター上げ指導

車椅子操作のひとつである「キャスター上げ」も学生が習得しなければならない重要な課題です。

車椅子のキャスターを床から離した静止状態から前進、後進、ターンなど様々な動きを練習していきます。最終的には15cmの段差昇降をクリアしなければなりませんが、今日は初回。2年生が1年生にマンツーマンで指導しました。

2年生は段階を追った指導をするために、指導ポイントをホワイトボードに書き出しながら、見本を見せながら…と大忙し。2コマ終了時には指導する難しさと面白さを実感できたようです。

リハビリテーション体育の授業

義肢装具学科の授業「リハビリテーション体育」にお邪魔しました!

学院の義肢装具学科では、1年生の時に「体育」の授業がカリキュラムに組み込まれています。一般的な種目以外にも障害者スポーツやレクリエーションスポーツなど様々な種目を実施していますが、本日はテニスの日。秋晴れの中、3面あるテニスコートで気持ちの良い汗を流しました。そこに当学科の学生が乱入??