カリキュラム

 児童指導員科が養成する人材イメージは、発達障害のある人への直接支援のみならず、相談業務や家族・関係者への支援まで幅広い支援のできる福祉職です。そのため児童指導員科のカリキュラムは発達障害児者への支援に関する幅広い領域について学ぶ構成となっています。
 また専門分野における外部講師は、医療、教育、福祉それぞれの分野から日本が誇る著名な先生ばかりで、ここでしか学べないカリキュラムです。これは50年の歴史を持つ児童指導員科のとても大切な財産です。
さらに平成27年度からの新しいカリキュラムでは、「研修会聴講」として現任研修(発達障害者支援センター職員等を対象とする最新情報)を聴講します。また実習等では事例研究などを通して、プランニングからプレゼンテーションまで、より実践に即した学習を進めます。
 ※卒業すると、「児童指導員」「児童福祉司」「知的障害者福祉司」「社会福祉主事」の資格要件が満たされます。

構成

 

 

 カリキュラムは「講義」「演習」「実習」「研修会聴講」から構成されています。                  さらに、これらの座学や実習での様々な学びを「特別研究(卒業論文)」として集約するプロセスを通して、知識と経験の重なり合った発達障害者支援の専門性を高めていきます。

履修科目

 発達障害に関する学習を中心に、強度行動障害、虐待、家族支援、多職種連携など関連した領域についても科目として取り入れ、現場実践を想定した学習内容としています。

⇒ 児童指導員科カリキュラム一覧(PDFファイル)

 

実習

障害児者施設・児童相談所・福祉事務所実習、
保育園実習および国立障害者リハビリテーションセンターでの療育実習を行います。

実習では、講義などを踏まえて具体的な支援方法を学生自身が計画・実施し、振り返りやケースカンファレンスなどを通して支援方法を繰り返し検討します。

ある日の実習風景
療育実習のポイント


見学

知的障害・自閉症・重症心身障害などの障害児者施設、
特別支援学校、児童自立支援施設、高齢者施設などの見学を行います。